やすらぎの郷
さいごは笑って、いきましょう。倉本聰が同世代の大人たちに贈る、全く新しいカタチの帯ドラマが幕を開ける。舞台となるのは、テレビの全盛期を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストなど“テレビ人”だけが入居できる老人ホーム『やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ。イタリア語で“道”の意)』。
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やすらぎの郷 第121話
第121話/『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)が会いたがっているとの急な連絡を受け、菊村栄(石坂浩二)は夜分にもかかわらず迎えの車で加納の邸宅へと向かう。そこに待っていたのは、長年にわたって加納の参謀を務めてきた川添純一郎(品川徹)だった。
やすらぎの郷 第122話
第122話/『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)が目を覚ますまでの間、菊村栄(石坂浩二)は川添純一郎(品川徹)から、加納が『やすらぎの郷』を創設するに至った最初の動機を聞く。ほどなくして加納が目を覚まし、栄はようやくついにかつての“芸能界のドン”との面会を果たす。
やすらぎの郷 第123話
第123話/『やすらぎの郷』の創設者・加納英吉(織本順吉)の最期を見届けた菊村栄(石坂浩二)は、近親者のみで執り行われた密葬にも立ち会う。このことで栄は『やすらぎの郷』の存続について不安に駆られ、川添純一郎(品川徹)に問うと…。
やすらぎの郷 第124話
第124話/『やすらぎの郷』に戻った菊村栄(石坂浩二)は、名倉修平(名高達男)から許しを得た高井秀次(藤竜也)と白鳥洋介(上條恒彦)にだけ、加納英吉(織本順吉)の最期について知らせる。ところが、ここ数日、名倉みどり(草刈民代)と修平が姿を見せないことから、加納に何かあったのではと疑念を抱いた松岡伸子(常盤貴子)から…。
やすらぎの郷 第125話
第125話/加納英吉(織本順吉)の死後、菊村栄(石坂浩二)はしばらく自室にこもり、榊原アザミ(清野菜名)が改訂した『手を離したのは私』のシナリオを読みふける。安西直美(清野菜名二役)が津波にのまれたいわきの海岸を詣でる気持ちになった栄は、そのことをメールでアザミとやりとりし、一喜一憂する。
やすらぎの郷 第126話
第126話/『やすらぎの郷』を出立した菊村栄(石坂浩二)は東京に立ち寄り、律子(風吹ジュン)の墓参りを済ませた後、馴染みの居酒屋『侘助』でかつてのテレビ仲間、中山保久(近藤正臣)との旧交を温める。翌日、いわきの海岸に一人立った栄の脳裏には、さまざまな思いが去来する。そんな栄に、一人の作業服姿の男(上川隆也)が声をかけてくる。
やすらぎの郷 第127話
第127話/いわきで榊原アザミ(清野菜名)と落ち合った菊村栄(石坂浩二)は、かつての定宿、磐梯熱海の温泉宿へと向かう。顔なじみの主人(片岡鶴太郎)はアザミの顔を見て唖然呆然。栄との関係をあれこれ詮索し始める。何を隠そうその昔、栄は安西直美(清野菜名二役)とこの宿に泊まったことがあったのだ…!
やすらぎの郷 第128話
第128話/菊村栄(石坂浩二)と榊原アザミ(清野菜名)は、露天風呂に浸かった後で夕食をともにする。栄は、書きしたためてきた『手を離したのは私』の菊村版脚本をアザミに渡す。アザミに感激され、栄は照れ隠しに酒を飲み始めるが、このところのさまざまな気疲れと目の前に湯上りのアザミがいるという興奮が相まって、栄の理性は急速に薄れていく…。
やすらぎの郷 第129話(最終話)
第129話/菊村栄(石坂浩二)が榊原アザミ(清野菜名)に醜態をさらした翌朝、ひたすら自戒する栄をアザミが訪ねてくる。栄が書いた台本を読み感動したというアザミは、感謝の気持ちを涙ながらに伝える。その姿に狼狽した栄は、とうとう『手を離したのは私』に自分が心動かされた本当の理由を告げる。ところが、アザミから帰ってきた言葉に今度は栄が狼狽!