彼女が公爵邸に行った理由
突然、謎の死を迎えた「凛子」は、小説の中の富豪の娘「レリアナ」として転生する。しかし、レリアナは脇役であり、近いうちに命を落とす運命だった。レリアナを殺害するのは、婚約者である「ブルックス」である。そのことを小説のストーリーで知っている「レリアナ／凛子」は、彼との婚約破棄を目論む。そこで彼女は王国の実力者である王位継承序列1位の…。
彼女が公爵邸に行った理由 第11話
第11話 彼女が知らないふりした理由／休暇にはいるメイドから、西館の奥の部屋にある鏡は絶対に見てはいけないと忠告されるレリアナ。なにやら、鏡の魂と目が合うと「どんなことでも教えてやる」と声をかけられるという噂があるらしい。だが、本来ノアと結ばれる運命だった小説の主人公・ベアトリスが今どこにいるのか気になるレリアナは、夜、その鏡を手に取ってしまう。
彼女が公爵邸に行った理由 第12話（最終話）
第12話 彼女が公爵邸に来た理由／異母兄である現国王・シアトリヒの元を尋ねたノア。そこで、レリアナとの契約について口を開くが、シアトリヒからは、議会の会期終了を控えた今、もはやその婚約は不要であるという事実を突き付けられるのであった。一方レリアナは、小説通りであれば現れるはずのベアトリスを探してウィンナイト家の墓地へと向かうが、そこにいた人物は…。