駐在刑事
東京の西の端、奥多摩・水根に駐在する警察官・江波敦史（寺島進）は、かつて警視庁捜査一課の刑事として活躍していた。しかし担当事件の取調べ中、重要参考人が服毒自殺したことで奥多摩の駐在所へ左遷された。今や地元では“駐在さん”と呼ばれ慕われている。そんな江波のもとに毎日持ち込まれる厄介な問題の数々。四苦八苦しながらも楽しそうにトラブルを処理していたが…。
駐在刑事 第01話
第1話／奥多摩に駐在する警察官・江波（寺島進）は元警視庁捜査一課の敏腕刑事。取り調べ中の女性が服毒自殺し、左遷されて5年。今や「駐在さん」としてすっかり地域に馴染んでいた。ある日、水根診療所の医師・松永（松田悟志）から、看護師のゆり子（瀧本美織）が登山中に捻挫したと連絡が入る。翌朝、山岳ガイドの孝夫（鈴之助）と救助に向かった江波は下山途中に…。
駐在刑事 第02話
第2話／万引きの通報を受け、江波（寺島進）は水根ストアに駆け付ける。菓子を盗んだ少女は緒方ひかり（山口まゆ）と名乗る。なんと奥多摩署の新署長・綾乃（黒木瞳）の娘だった！そんな折、奥多摩で誘拐事件が発生！何者かが小学5年生の少年が乗った車を奪い、身代金1千万円を要求する電話をかけてきた。父親は半導体技術で特許を取った技術者だが…。
駐在刑事 第03話
第3話／奥多摩出身の人気女優・神月沙代（中島亜梨沙）のトークショーがあり、江波（寺島進）や高校の演劇部で指導した元教師の山上など、住民たちが誇らしげに出迎える。そこへ、事業に失敗した沙代の元夫・早川がやってきて、マネージャーを突き飛ばし、事務所社長ともみ合いに。結局、イベントは中止に。翌朝、空き家で早川の遺体が発見された。自殺に思われたが…。
駐在刑事 第04話
第4話／江波と孝夫は、登山に不釣り合いな恰好をしたホスト風の男とハイヒールの女のカップルを雲取山に探しに行く。江波はカップルを見つけるが、詳しい事情を聞けず帰してしまう。一方、孝夫は沢に転落して死んでいる女性を発見。転落現場には争ったような形跡が。亡くなったのは、美容院チェーンを経営する千恵子。一緒に登山をしていた美容院店長で美也子の幼馴染は…。
駐在刑事 第05話
第5話／5年前、江波（寺島進）が取調べ中に自殺した中瀬由紀子（杉本彩）の再婚相手・中瀬時雄（矢柴俊博）が車内で死んでいるのが発見された。青酸化合物による中毒死で、亡くなる直前に衆議院議員・小宮山（眞島秀和）の秘書・葛城（本宮泰風）に会い、「ひかりに手を出したら、小宮山や葛城がやってきた悪事を『ノート』を使って暴露する」と訴えていた…。
駐在刑事 第06話
第6話／綾乃（黒木瞳）が暴力的な取り調べをしたとして、裁判所は衆議院議員の秘書・葛城（本宮泰風）の逮捕状を出すことを認めなかった。取り調べ中の映像には、綾乃が実際には触れていないのに、葛城を突き飛ばしたように見える場面があった。綾乃は議員の小宮山と葛城にはめられたことに気づく。綾乃は小宮山の悪事を暴く「ノート」があると知り、謝罪会見の席で…。
駐在刑事 第07話（最終話）
第7話／駐在の江波（寺島進）は衆議院議員・小宮山（眞島秀和）を射殺した疑いがかかる奥多摩署長・緒方綾乃（黒木瞳）を登山道で発見。綾乃は江波に拳銃を突き付けて無実を訴え、そのまま逃走した。江波は真犯人を捜し始めるが、綾乃の娘・ひかり（山口まゆ）が誘拐され…。駐在さん＆逃亡中の奥多摩署長VS巨大な権力を持つ平成最後のフィクサー！衝撃結末！！