あいつが上手で下手が僕で
個性豊かなニコイチたちが、劇場からの脱出のため奮闘し、共闘する、芸人青春群青劇!!お笑いライブ『湘南劇場』--。<遭難>劇場と揶揄される寂れた劇場へ“島流し”された8人の芸人たち。「ここを脱出しないと、芸人としての未来は無い…!」絶体絶命絶望手前のこの状況、どんな手を使ってでも脱出すべく、時に手を取り、時に蹴落とし合いながら…。
Sorting
あいつが上手で下手が僕で 第01話
#1/湘南劇場。将来のない芸人が“島流し”となりやって来ることから“遭難劇場”と揶揄される寂れた劇場。そんな墓場へピン芸人の時浦は、あらぬ濡れ衣を着せられ追いやられてしまう。劇場を覗くと、客はたったの2人…。さっそく絶望を目の当たりにした時浦は、芸人の蛇谷から島流しのきっかけとなった“ある事件”の真相をしつこく聞かれ、さらに肩を落とす。
あいつが上手で下手が僕で 第02話
#2/テレビ番組のプロデューサーが来るとわかり色めき立つ劇場の面々。コンビ組み立ての時浦&島もいつも以上に気合が入るが、それに水を差すように島と鳴宮が喧嘩をはじめ一瞬で険悪なムードに。さらに、時浦は島と鳴宮が元コンビと知り複雑な心境。翌日、プロデューサーが来場し、時浦&島の出番が近づくが島の姿が見当たらない…。刻一刻と出番が迫る中…。
あいつが上手で下手が僕で 第03話
#3/番組Pの目に留まり収録に呼ばれるようになった鳴宮。一方、相方の蛇谷は1人舞台に立ち孤軍奮闘していた。そんな折、現多が楽屋で発見した鳴宮のネタ帳には「解散したい」という文字。その夜、劇場に帰ってきた鳴宮はネタ帳の一件を知っていた元相方の島と激しい口論になり「お前ら、とんでもない事になるからな!」と捨て台詞を残し出て行ってしまう。
あいつが上手で下手が僕で 第04話
#4/楽屋で湾野と犬飼がネタを書いていると、ネタを書かない組の筆頭である島から、たこ焼きパーティーの誘いが。以前から約束していた犬飼だったが、ネタ打ちが終わらず出席を躊躇っていると、その様子を見かねた島が、「ネタは一人で書け」と湾野に迫る。その言葉にキレた湾野を中心に他のメンバーも巻き込んで「ネタを書く方と書かない方、どちらが偉いか?」で…。
あいつが上手で下手が僕で 第05話
#5/相変わらず閑古鳥が鳴く湘南劇場で、今までコントをやってきたアマゲンが漫才を披露していた、が、全くウケていない。最年長で崖っぷちの現多は、作家志望だった天野を口説き、仮のコンビとしてアマゲンを結成。売れる見込みもないまま歳だけを重ねた現多は、天野に「正式にコンビを組みたい」と申し込むが、「無理です」と一蹴されてしまう。そんな中、現多が…。
あいつが上手で下手が僕で 第06話
#6/ある日、楽屋で鳴宮(崎山つばさ)が相方の蛇谷(鳥越裕貴)にネタのダメ出しをしていた。冷酷に細かく指摘されむしゃくしゃした蛇谷は、サーフィンに行くと言ってひとり劇場を出ていく。翌日ネタ合わせの時間になっても劇場に姿を現さない蛇谷。何かあったのではないかと心配する芸人たちは、手分けして蛇谷を捜し始める。同じ頃、蛇谷はある場所にいた。
あいつが上手で下手が僕で 第07話
#7/湘南劇場に来場する客数は、少しずつだが確実に増え、劇場は和やかな空気に包まれていた。そんな折、劇場で様々な怪奇現象が起こるように。時浦(荒牧慶彦)が「アマゲンのネタの時だけ何も起きていない」「どの現象もあんまり霊っぽくない」などと分析すると、話を聞いていた天野(梅津瑞樹)が急に喋り出し「いやいや、霊現象でしょ」と訴える。そして…。
あいつが上手で下手が僕で 第08話(最終話)
#8/ある日の公演後、湘南劇場の芸人たちは劇場が明日で閉館すると告げられる。あまりに突然の宣告だったが、芸人たちは遭難劇場と揶揄される底辺の劇場を出られることに心底ホッとした様子で、悲しむどころか逆に歓喜していた。しかし、モギ(町田マリー)の心打たれる言葉をきっかけに場の空気が一変し、芸人たちは最終公演を満杯にしてやろうと奮起する。